クレジットカードの現金化は利用停止や契約解除の対象?

クレジットカード現金化は、カードの利用停止・契約解除の対象です

クレジットカードの現金化は、発行会社との規約で明確に禁止されています。にもかかわらず、クレジットカードを現金化目的で利用した場合、発行会社から、クレジットカードの利用の停止、または契約解除をされてしまう可能性があります。

 

クレジットカードの現金化は規約違反

クレジットカードの利用については、発行会社と利用者との間で取り交わされている規約によってルールが決められています。一般的なクレジットカードの発行会社が定めている規約の中では、現金化を目的としたクレジットカードの利用は、明確に禁止されています。

 

国際メジャーブランドのクレジットカードの発行会社のうち、三井住友VISAカード・三井住友マスターカード、アメリカン・エキスプレス、JCBの利用規約では、クレジットカードの現金化そのものを直接禁止しています。

 

他方、ダイナースクラブカード・シティカードでは、現金化そのものを直接禁止していると思われる規定はありませんが、会員資格の取消しの対象となっています。

 

具体的には、次のとおりです。

 

三井住友VISAカード&三井住友マスターカード会員規約(個人会員用)
第6条(カードの貸与と取扱い)
1.(省略)
2.カードの所有権は当社に属し、カードはカード表面に印字された会員本人以外は使用できないものとします。また、会員は、現金化を目的として商品・サービスの購入などにカードのショッピング枠を使用してはならず、また違法な取引に使用してはなりません。
(以下省略)

 

アメリカン・エキスプレスのカード会員規約
第12条(加盟店でのカードの利用)
1.~2.(省略)
3.カードは、個人的に消費するための物品またはサービスの購入の決済に通常使用するものであって、転売または換金目的の物品購入に使用することはできません。この他、過去の物品・サービスの購入に係る債務の精算にカードを使用することはできません。
(以下省略)

 

JCB会員規約(個人用)
第22条(ショッピングの利用)
1.~8.(省略)
9.会員は、現金を取得することを目的として商品・権利の購入または役務の提供などにカードのショッピング枠、ショッピング残高枠(第19条第2項に定めるものをいう。)を利用すること(以下「ショッピング枠現金化」という。)はできません。なお、ショッピング枠現金化には以下の方式等がありますが、現金を取得することを目的とするショッピング利用である限り、方式の如何を問わず、禁止の対象となります。
(1)商品・権利の購入、役務の提供の対価として、合理的な金額以上の対価を、カードを利用して支払い、加盟店等から現金または現金に類似するものの交付を受ける方式
(2)商品・権利等を購入し、その対価を、カードを利用して支払った上で、当該商品・権利等を当該商品・権利等を購入した加盟店その他の第三者に有償で譲渡する方式
(以下省略)

 

ダイナースクラブカード/シティカード会員規約
第14条(カードの利用・貸与の停止、法的措置、会員資格の取消等)
1.~2.(省略)
3.会員が次の各号のいずれかに該当した、もしくは該当するおそれがある場合、その他当社が会員として不適当と認めた場合には、当社は、何らの通知、催告を要せずして、会員資格を取り消すことができるものとします。
(6)現金化を目的として商品・サービスの購入等にカード利用可能枠を利用した場合。
(以下省略)

 

このように、表現や対応にこそ違いがありますが、主要な国際ブランドのクレジットカードの利用規約では、クレジットカードのショッピング枠を現金化する行為を禁止しています。

 

クレジットカードの現金化は利用停止・取消し・退会処分

実際にクレジットカードの現金化をおこなったことがクレジットカードの発行会社に発覚した場合、利用停止の処分や会員資格の停止・取消し処分を受けることになります。
国際メジャーブランドのクレジットカードの発行会社のうち、三井住友VISAカード・三井住友マスターカード、アメリカン・エキスプレス、JCB、ダイナースクラブカード・シティカードでは、現金化や換金を目的としたクレジットカードの利用そのものを会員資格の停止や取消しの対象としています。
具体的には、次のとおりです。

 

三井住友VISAカード&三井住友マスターカード会員規約(個人会員用)
第15条(カード利用の一時停止等)
1.~2.(省略)
3.当社は、会員が本規約に違反し若しくは違反するおそれがある場合、カードの利用状況に不審がある場合には、カードショッピング、キャッシングリボ及び海外キャッシュサービスの全部またはいずれかを一時的に停止し、若しくは、加盟店や現金自動預払機等を通じてカードの回収を行うことができます。加盟店からカード回収の要請があったときは、会員は異議なくこれに応ずるものとします。
(途中省略)

 

第23条(会員資格の取消)
1.当社は、会員が次のいずれかに該当した場合、その他当社において会員として不適格と認めた場合は、通知・催告等をせずに会員資格を取消すことができるものとします。
(1)(省略)
(2)本規約のいずれかに違反した場合
(3)(省略)
(4)換金を目的とした商品購入の疑い等、会員のカードの利用状況が不適当若しくは不審があると当社が判断した場合
(5)~(10)(省略)
2.~5.(省略)
(以下省略)

 

アメリカン・エキスプレスのカード会員規約
第6条(会員資格の一時停止および取消)
1.当社は、次の各号に 1 つでも該当した場合には、あらかじめ通知することなく、いつでも会員のカード利用の一時停止を含む利用制限または会員資格の取り消しをすることができるものとします。この場合、家族カード会員は、基本カード会員に対する当社の措置に従うものとします。当社が本条項に基づく措置をとったことにより、会員にいかなる損害、費用が発生しても、当社は一切責任を負わないものとします。
(1)(省略)
(2)会員が本規約の条項その他当社との合意事項に違反した場合。
(3)~(6)(省略)
(7)会員が当社から複数のカードを貸与されている場合で、他のカードについて本項のいずれかの事由に該当した場合。
(8)~(9)(省略)
(以下省略)

 

JCB会員規約(個人用)
第39条(退会および会員資格の喪失等)
1.~3.(省略)
4.会員は、次のいずれかに該当する場合、(1)、(5)においては当然に、(2)においては相当期間を定めた当社からの通知、催告後に是正されない場合、(3)、(4)、(6)、(7)においては当社が会員資格の喪失の通知をしたときに、会員資格を喪失します。また、本会員が会員資格を喪失した場合、当然に家族会員も会員資格を喪失します。なお、本会員は、本規約に基づき当社に対して負担する債務については、会員資格の喪失後も、本規約の定めに従い支払義務を負うものとします。また、本会員は、会員が会員資格喪失後にカードを利用した場合にも支払義務を負うものとします。
(1)~(2)(省略)
(3)会員が本規約に違反し、当該違反が重大な違反にあたるとき。
(4)会員の信用状態に重大な変化が生じたとき、または換金目的によるショッピング利用等会員によるカードの利用状況が適当でないと当社が判断したとき。
(5)~(7)(省略)
5.~8.(省略)
(以下省略)

 

ダイナースクラブカード/シティカード会員規約
第14条(カードの利用・貸与の停止、法的措置、会員資格の取消等)
1.~2.(省略)
3.会員が次の各号のいずれかに該当した、もしくは該当するおそれがある場合、その他当社が会員として不適当と認めた場合には、当社は、何らの通知、催告を要せずして、会員資格を取り消すことができるものとします。
(6)現金化を目的として商品・サービスの購入等にカード利用可能枠を利用した場合。
(以下省略)

 

このように、表現や対応にこそ違いがありますが、主要な国際ブランドのクレジットカードの利用規約では、クレジットカードのショッピング枠を現金化した場合、カードの発行会社から会員資格の停止・取消し、退会、契約解除などの処分を受けることになります。

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